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message  テーマ4 自分流に日々を楽しむ    楽十三 鳥と楽しむ


 ご近所の雨戸枠の上に鳥が巣をつくってしまい、家の人がほうきで掻き落としていました。なんてことを……。せっかくのお客さまを。あなたならどうします?

 私の山歩きのフィールドに金剛山という山がありますが、その頂上付近では冬の間、野鳥に餌をやることができます。ピーナッツのかけらを持って手をかかげてじっとしていると、鳥がやってきます。最初は近くの枝にとまり、用心深くこちらを観察していますが、やがて意を決したように飛び立ち、目にもとまらぬ速さで手の平にとまって餌をとっていきます。比較的大胆にすぐにとりに来るのはヤマガラ。シジュウカラはなかなか来ません。鳥にも種により、個体により性格の違いがありますね。



餌台(バードフィーダ)

 餌が少なくなると自動的に出てきていちいち給餌する必要のない既製品のバードフィーダも市販されていますが、毎日餌をやることが楽しみと思える人は、自作しましょう。簡単です。例えばプラスチックの水受け皿がありますよね。あれを地面に立てた高さ一メートルくらいの杭の上に釘で打ち付ければできあがりです。そうめんや明太子が入っていた木の箱でもOK。水抜き穴を忘れずに開けておきます。餌台は必ずリビングからよく見えるところに設置しましょう。

 餌は、販売されている小鳥の餌やヒマワリの種でもいいのですが、家にあるパン、米、豆類、ミカンやリンゴ、柿などの果物類、ジュース、肉の脂身などでも構いません。鳥によって好みが違いますから、いろいろと試してみましょう。ただし、ハトの多い地域ではパンくずや米などはやめた方がいいでしょう。



バードバスと巣箱

 我が家の池には水深の浅い部分があります。そこで鳥たちは水浴びをしたり飲んだりしています。お手軽に鳥の水場をつくるには、水盤に水草やメダカを入れて、きれいな砂利などで水深一センチ程度の部分をつくります。深すぎると鳥は恐れて来てくれません。水草・メダカ観賞とバードバスを兼用しましょう。ただし、いつも水は清潔に。

 巣箱を掛けるのも楽しいものです。猫に襲われないように高さ二メートル以上の位置に、雨が吹き込まないように、あるいは大きな鳥に襲われにくいように少しうつむき加減に設置します。呼びたい鳥によって穴の大きさの違いがありますが、ほとんどのものは三センチくらいでいいでしょう。



実のなる木

 鳥に餌をやるのは冬から春先まで。つまりの山に餌の少ないときだけ、少し足してあげるくらいの気持ちです。ただし、やり始めたら必ず続けましょう。お客さまが来られたときにいつも売り切れでは、足が遠のいてしまいます。

 しかし本来なら、庭に鳥を呼ぶには、鳥が好む実や花がなる木を庭に植えるのが本道です。地域に生えている木を植えるのが基本。常緑高木では、イチイ、クロガネモチ、ソヨゴ、ユズリハ、ヤマモモ、ヤブツバキ、シラカシなど。落葉高木では、ヤマボウシ、ガマズミ、ナナカマド、コブシ、イロハモミジ、ズミ、カマツカ、エゴ、アカシデ、トチなど。低木では、センリョウ、ナンテン、マユミ、ニシキギ、ヤマハギ、ムラサキシキブ、アキグミ、ウメモドキなど。

 この際、庭に来る野鳥の名前を覚えませんか。スズメとヤマガラとシジュウカラとカワラヒラとヒバリの違い、ウグイスとメジロの違い、ヒヨドリとムクドリとツグミの違い。これだけのことでも、ぐんと親しみが湧きますよ。欲を言えばコガラやケリやセッカやセキレイなど(庭に来るかどうかは別にして)も見分けられるようになれば、うれしさも倍増します。庭に鳥が来て写真でも撮ろうかという気になれば、いやでも図鑑で調べたくなりますけどね。

 そして、あなたの庭にたくさんの鳥が来るようになると、数年後には鳥の糞から発芽した実生苗が育ち、ちょっとしたナチュラルガーデンになることでしょう。





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